金蘭会高校 7月26日公演 観劇ブログ
金蘭会高校さんの「人魚伝説」のゲネと本番(初日)を観劇させていただきました。
金蘭会高校さんの劇には今回も圧倒されました。最初の始まり方から、最後まで本当に素敵でした。
脚本自体もとても難しいものなのに、やっぱり完成度が高く、どんどん「人魚伝説」にひきこまれていき、2時間越えとは思えないほど短く感じました。
演技だけでなく、歌、衣装、小道具、装置など美意識へのこだわりがたくさん感じられて圧倒されました。
とても深く考えさせられる場面だけでなく、笑いも多く含まれていて、そこの鮮やかなきりかえが素敵すぎて・・・!
そして、声の出し方、どんな姿勢でもしっかりセリフが聞き取れる、殴る演技などのリアルさ、男性役がすごく男性、演出がとても好き!!あの演出はどのようにつくりあげていかれたのか、細かいところまでとても気になっています。また、機会があればお聞きしたいです。
2時間を越えるなかで、無駄な時間がまったくない、すべてが必然で・・・。
音響が・・・こんな音もこんな場面に合うんだなあ・・・つなぎ目・・・!!
そして、1年生の方が、とても1年生と思えないぐらいに上手などなど・・・切りがありません。
車椅子が使われていたことや、様々な高さのある装置を駆使した場面転換、男役がたくさん必要だったり、リアルに殴る、リアルに吃るためのイントネーションなど、たくさんの練習に支えられているのを感じました。それを妥協なくとことん突き詰めていこうとしているんだと感じました。
あと、つまらない恥を捨てることって本当に大事だなと思わせてくれました。恥がないからこそ、思いっきり楽しんで、思いっきり全力で演じられている感じがとても好きでした。
今回の金蘭会高校さんの劇は寝屋川高校の劇と「訴える」というところで共通する部分があったので、こんな風にしたら観る人の心を動かすことができるのかと勉強にもなりました。
個人的にアキ男、シカ男(他3役)、セツ男、詩人、英姫、男爵1、金魚を演じていた方々(多い!)、大好きです。昨年度の大会の「ひまわり」の時から好きだった方もいて感動しました。
好きなシーンもありすぎて書けないです。
とてもかっこよく、かわいく、美しく、きれいで、笑えて、怖いところは怖く、色々考えさせられるこの劇が大好きです!
最後になりましたが、キャストの皆様、裏方の皆様、お疲れ様でした。当番校になれたおかげで、練習風景を少し、ゲネ、本番を観ることができたこと本当にうれしかったです。ありがとうございました。
寝屋川高校 2年