今回当番校を担当させてもらいました、阿倍野高校の柴田です。ゲネと本番を観劇させて頂きましたがシリアスとコメディーの部分がはっきりわかれていて、笑えるところもあり等身大の高校生の叫び、勇気を持って打ち明けるシーンなど、真面目なシーンでは、わたしも共感することができ本当に素晴らしかったと思います。役者さんの台詞回しのテンポ間がすごく良かったです。それに、女子高生が2、3人で話してるときのテンションの浮き沈みや話題がころころと変わっていく様子、高校生の日常の会話をお芝居でするという難しい演技をよくこなされたなと感心ました。アクシデントがあったときや、アドリブなどに良く対応されていて感心しました。とっさのアドリブの台詞が面白く笑わせてもらいました。
音響では、効果音のまま暗転にもっていきそのまま転換する。BGMは少なかったですが、その分「普通の日常」が表されている感じがし、公衆電話の着信音や父親から殴られているときのSEなどが入ると「非日常」という風に感じられ、よりいっそうこの難しい脚本の理解を深める要素となっているのかなと思いました。個人的に仮面ライダーの曲を流すのがとても楽しそうだなと思いながらみていました(笑)
糸電話を使った演出が観る側からしても、5人の絆みたいなものが目視できたみたいで少しややこしい台詞回しも理解することができ、とても良い演出だったとおもいます。最後のシーンがとても考えらされれる最後で、少し後味の悪い終わり方がおもしろかったです。
観劇している間時間があっという間に過ぎたように感じられ、とても見いられる素晴らしい演劇でした。私としても、見習うべき部分がたくさんあり、大変勉強になりました。本当にありがとうございました。これからも信太高校さんの活躍を楽しみにしております。