北摂つばさ高校の上演を見て
この度、北摂つばさ高校さんの公演、
Who knows?を観劇させていただきました。
北摂つばさ高校さんの劇は、今回初めて見させていただいたのですが、この度の劇の感想を、一言で言わせて頂くと、「圧巻」でした。
この劇は、心臓を患い、移植を待つ娘、香澄を娘に持つ杉浦と、五年前に新幹線でテロを起こし、死刑を待つのみとなった向井葉子。その彼女から、事件後の思いを聞き出そうとする牧師、鬼池。そんな人物たちが、「命」をテーマに進めていくストーリーとなっています。
また、上で圧巻と申し上げましたが、
ストーリーの中で、命を奪った者、命を惜しむ者、そういった登場人物の過去や、抱える思い。そして変わり行く、それぞれが抱く「命」への思い。そして根本にある、
ひしひしとその変化が伝わる演技、演出。そういったテーマを取り扱った上での
"見せ方"に、本当に感動したため、「圧巻」と表現させていただきました。
そして、そうした流れを経て迎えたラストは、本当に考えさせられるものとなっていたと思います。
本日は素晴らしい劇を、ありがとうございました。